3M Forward:3Mのサイエンスで世界的な課題に対応
2023年05月31日

3M の科学者、エンジニア、専門家は「3M Forward」を掲げ、絶えず地球に影響を与えているメガトレンドと呼ばれる社会的な課題を3Mのイノベーションを活用して解決するために尽力しています。 

3M  New Growth Ventures、Senior Vice Presidentのマーク・コップマンは「私たちは、世界中に展開しているビジネスと、拡張性に優れたソリューションを開発する科学重視のアプローチとを組み合わせて、世界で最も喫緊の課題に対応することができます」と述べています。 

3M Corporate Scientist  and Chief Science Advocateのジャイシュリー・セス博士は「世界中の人びとは、科学が自分たちの生活や地域社会に深く関わっていることを認識しており、変革を推進するソリューションの活用を期待しています。私たちはともに、これらの世界の課題を克服し、すべての人びとにとって明るい未来を築かなければなりません。」  と述べています。

 

気候変動と資源不足  

世界的な開発のスピードの加速と天然資源の減少が環境に悪影響を及ぼし、世界の気候変動に拍車をかけています。これらの影響は広範囲に及び、そのリスクは 大陸、産業、種類を超えて世界において問題になっています。

このような課題に対応するために、3M はさまざまな科学に基づくイノベーションを活用して、より持続可能性の高い住宅、ビジネス、コミュニティを生み出しています。  3M はパートナーとのコラボレーションを通じて、低炭素経済に貢献する新たな気候ソリューションへの取り組みを進めています。これを受けて、昨今Svante とのパートナーシップが発表されました。3M と Svante は協力して、carbon dioxide removal (二酸化炭素除去)産業むけにDirect Air Capture(DAC)製品を開発します。 また代替エネルギーソリューションにも注力しており、3M の先端材料部門では革新的な 3M™ Nanostructured Supported Iridium Catalyst Powderを開発することで、費用対効果と効率の良い方法で生産し、グリーン水素を容易に入手できます。これにより、長距離トラック輸送や製鉄などの電化が困難な製造業や業界で、持続性の高い燃料ソリューションを実現できる可能性があります。 

3M senior vice president and chief sustainability officerであるゲイル・シェラーは「業界全体にさまざまなインパクトをもたらすイノベーションは、これまで以上に重要になっています。3M では、事業展開、製品、パートナーシップを通してプラスの影響をもたらし、脱炭素化、エネルギー、輸送、循環型経済の重要な分野で科学的に基づくソリューションを促進することに取り組んでいます」  と述べています。

人口動態と社会の変化 

グローバルなつながりがさらに拡大すると、教育、持続可能性、公平性、テクノロジーに意識が向き、地理的起源を超えて影響が生じる可能性があります。こうした世界共通の社会的変化は個人や専門家にチャンスをもたらしますが、一方で課題にもなりえます。例えば、テクノロジーをきっかけに世界で仕事と消費主義の未来が見直されるなかで、都市化は進み続けていますが、農村地域の人口が減少すると、労働力不足やサプライチェーンへの影響が発生する可能性があります。   

3M は、人びとのニーズが職場とそれ以外の場所でどのように変化しているかを理解し、それらのニーズを予測して対応するためのソリューションを作成します。医療施設では、3Mの臨床医向けソリューションポートフォリオが管理負担を軽減するため、医療従事者は患者により集中し、より良い医療効果をもたらすことができます。3M では、生産性と品質を高めながら、製造業における労働力不足の課題に対応するために、サードパーティの視覚システムと連携して自動車生産ラインの塗装の不良を自動的に識別して修復する 3M™ Finesse-IT™ Robotic Paint Repair System などの自動化テクノロジーを導入しています。また最近では、新しい働き方をより支援するために Post-it® App for Microsoft Teams を発売しています。このアプリはハイブリッドの働き方をサポートするテクノロジーを提供します。社員は、自宅や勤務場所に関係なく、手書きのメモを共有し、プロジェクトを進めることができるため、自由度と柔軟性が高まります。 

また、少子高齢化により製造現場の人手不足、職人不足も喫緊の課題となっています。3Mでは、研磨工程のロボット化や、3M™ VHBテープの自動化を促進するシステムなどを通じて、製造工程の自動化を後押ししています。

「3M は、人びとの暮らしがよりよいものになることを目指しています。テクノロジープラットフォームと私たちの専門知識により、困難な課題を乗り越えて前進することができています。交錯するトレンドを見渡し、誰もできない、あるいはしない方法で、さまざまな科学に基づくイノベーションを理解し、対応することができます。」 とセス博士は述べています。

急速に進むデジタリゼーション  

今、私たちが暮らす世界は、ソフトウェア、センサー、人工知能(AI)、ヒューマン・マシン・インターフェースで構成され、産業、商業、そして私たちの日常生活を支える、急速に進化するエコシステムです。COVID-19のパンデミックによって加速された社会的変化により、このようなインターフェースへの関心だけでなく、依存度も高くなりました。この新たな現実を受け入れ、暮らしていくには、多くの人びとに積極的に受け入れられる熟練度、勇気、理解力を合わせ持つ必要があります。

3M executive vice president, chief technology officer and environmental responsibility を務めるジョン・ベネベッツは次のように述べています。「物理的な環境とデジタル環境の境界が曖昧になり、イノベーションと技術の進歩はコミュニケーション、仕事、生活、エンターテイメントのあり方に変革をもたらし続けています。3M は、消費者とお客様の変わりゆくニーズを満たす、デジタルおよび物理的な材料と工程ソリューションを開発することで、こうした変化に対応しています。」 

接続性、センサー、ロボット技術の進歩は、都市基盤、製造、サプライチェーンでの成長と効率性を促す新たな機会をもたらします。同様に、人類の経験をデジタルで拡張することで、パーソナライズされたテクノロジーによって健康、ウェルネス、能力、経験を促進します。

 

3M Forward

気候変動や資源不足、人口動態や社会の変化、急速に進むデジタリゼーションといった変革の力が、私たちを取り巻く世界を形成し続けるなかで、3Mは、その能力をフルに活用し未来を再構築するために、有意義なソリューションを革新することに取り組み、未来を模索し続けます。 

3M ソリューションがどのように社会をより良いものにしているか、また 3M がイノベーションに注力している分野については、3M.com/Forward をご覧ください。   

 

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