3M、通学路の安全性向上を目指し 石川県能美市立宮竹小学校の通学路に安全対策を施工
~3Mの反射材を活用した標識や路面標示で通学路での事故を減らす~

スリーエム ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:宮崎 裕子)は、3M社(本社:米国ミネソタ州、取締役会長兼最高経営責任者:マイク・ローマン)が実施する、通学路における歩行者の視認性と安全性の向上を目指す「スクールゾーン・プロジェクト」の一環として、石川県能美市立宮竹小学校(以下、宮竹小学校)の通学路に3М製品を提供し、7月10日(月)に施工を完了しました。

 

 

本プロジェクトは、より安全な通学路の実現に向けて人びとの関心を集め、通学路整備の世界的モデル確立することを目的としています。2024 年までに世界 23か国 100か所の通学路で歩行者の視認性と道路の安全性向上を目指し、日本では地方自治体と連携して全国6か所で3М製品の提供と施工を予定しています。宮竹小学校の通学路での施工は、山形県東根市立東根中部小学校(2022年5月)、宮城県多賀城市立山王小学校(2022年12月)、神奈川県相模原市立清新小学校(2023年3月)の通学路に続き、日本では4か所目となります。

世界では未整備の道路や横断歩道の未設置、見通しの悪さなどが原因となり、多くの子どもたちが登下校時に危険にさらされており、通学路での事故は後を絶ちません。日本も例外ではなく、政府の調査※1によると、平成29年から令和3年までの小学生の交通事故死者・重傷者数は「歩行中」が最も高い割合を占め、全体の59%となっています。通学路の安全は最も優先すべき課題のひとつであり、日本政府も「交通安全対策に関する関係閣僚会議」※2などで対策を話し合うなど、対応を加速させています。

サイエンスカンパニーである3Mは、道路をより安全なものにするという使命のもと、80年以上にわたり道路標識用反射シートなどの研究開発をしてきました。今回のプロジェクトでは、薄暮時や悪天候時に高い視認性を発揮する反射材や、昼夜問わず見やすい高輝度な路面ライン材など、3Mの技術を組み合わせた高性能な資材を活用して通学路の視認性と安全性の向上に取り組みます。

1 出典:「令和4年版交通安全白書」(内閣府)(https://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/r04kou_haku/index_zenbun_pdf.html

※2 出典:首相官邸ホームページ(https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202112/24koutsuuanzen.html

 

 ◆宮竹小学校の通学路での施工内容

  • 通学路標識2か所を薄暮時にも目立つ蛍光色の反射材に変更(画像上)
  • 薄暮時にも目立つ蛍光色の注意喚起
    看板を14か所設置(画像下)
  • ドライバーへの注意喚起のため、カーブミラー2本に蛍光反射材を取り付け
  • 児童への注意喚起のため「とまれ」イラストを施した路面標示材を横断歩道前の地面に2枚、学校校門前に3枚貼り付け

 

上記施工のほか、3Mの反射材を使用したランドセルなどに貼り付けられるステッカーを全校児童へ配布(3色 各105枚、計315枚)しています。

「スクールゾーン・プロジェクト」に関する詳細は下記のウェブサイトでご確認いただけます。

https://www.3mcompany.jp/SchoolZoneSafety(日本語)

https://www.3m.com/3M/en_US/company-us/school-zone-safety/(英語)

また、3Mは2021年に日本を含む世界11ヵ国を対象に「交通安全に関する意識調査」を行いました。通学路の安全の項目では、63%の回答者の子どもが徒歩で通学しており、67%が「児童の通学時の安全確保のために、地域社会はより努力すべきだ」と回答しています。結果の詳細はこちらをご覧ください。

 

【3Mについて】

3M(本社:米国ミネソタ州)は、サイエンス(科学)が明るい未来を創造すると信じています。人びと、アイデア、サイエンスの力を解き放つことによりさらなる可能性を模索し、世界中の社員がお客様、地域社会、そして地球の課題を解決するために取り組んでいます。人びとの暮らしを豊かにし、「これから」を創り出すための3Mの活動はwww.3M.comまたはTwitterの@3M@3MNewsをご覧ください。3Mジャパングループについてはwww.3mcompany.jpをご覧ください。

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