ブライアン・ハンソンが3Mヘルスケア事業グループCEOに就任

当資料は、3M社(本社:米国ミネソタ州、NYSE:MMM)が2023年8月22日(現地時間)に発表した報道資料を抄訳したものです。

3M社は本日、ブライアン・C・ハンソン氏を3M社から独立するヘルスケア会社の最高経営責任者(CEO)に任命したことを発表しました。

ハンソン氏はヘルスケア事業グループのCEOとして9月1日付で3Mに入社します。ハンソン氏は年間売上高70億ドルを超える世界的な医療技術の革新的な企業であるジンマー・バイオメット社で、2017年から社長兼最高経営責任者、2021年から会長を務めています。

ハンソン氏は、グローバルな医療機器事業で成功を収め、成長、変革させ、より大きなイノベーション、商業的な成功、顧客、患者、株主のための価値向上を達成した実績を持つ経営者です。

3Mの会長兼最高経営責任者(CEO)のマイク・ローマンは「ヘルスケア事業の分社化を推進し、独立した医療技術革新のリーディングカンパニーを構築するためにブライアンを迎えます。彼の業界に関する専門知識、成長を推進する能力、強力な企業文化とチーム構築の実績は、直ちに効果を発揮すると考えています」と述べています。

3Mのヘルスケアビジネスグループは2022年の売上高が約84億ドルで、多角的なヘルスケア・テクノロジーのリーダーであり、信頼できるブランド、グローバルな能力、創傷ケア、口腔ケア、ヘルスケアIT、バイオ医薬品ろ過などの魅力的な最終市場セグメントにおけるリーダーシップなど、深く多様なポートフォリオを有しています。ヘルスケアは独立した事業として、世界中の患者により良く、よりスマートで、より安全なヘルスケアを可能にする業界をリードするイノベーションを提供するために、より有利な立場になるでしょう。

ハンソン氏は「このような重要な時期に3Mのヘルスケアビジネスグループに参加できることを光栄に思うと同時に、大変嬉しく思っています。強力なブランド、高品質の製品、卓越した事業展開、顧客主導のイノベーションなど、3Mがヘルスケアの分野で築き上げてきたものに深い敬意と称賛の念を抱いています。私は前進への道を加速させ、医療革新における信頼されるリーダーとしての遺産を築くために、事業の可能性をより深く理解し、実現するためにチームと協力することを楽しみにしています」と述べています。

ハンソン氏はジンマー・バイオメット社の入社以前に、メドトロニックの最小侵襲治療グループのエグゼクティブバイスプレジデント兼プレジデントとして約90億ドルの事業を進め、戦略的方向性を示しました。 メドトロニック社以前は、コヴィディエン社で数々の重役を歴任し、2013年、コヴィディエンの医療機器事業のグループ社長に就任しました。2011年にはサージカル・ソリューション・グループ社長として、コヴィディエンの最大部門であるエネルギーベース・デバイスとサージカル・デバイスの2部門を1つのグローバルビジネスユニットに統合しました。

ハンソン氏はウォルグリーン・ブーツ・アライアンス社の取締役を務めています。また、先進医療技術協会(Advanced Medical Technology Association)の理事も務め、同協会の国際理事会委員会のメンバーであり、中国分科会の委員長も務めています。また、危機的状況にある人びとの命を救い、より健康的な未来を築くために尽力する緊急対応およびグローバルヘルス組織であるAmericares理事会の名誉理事でもあります。

 

キャリー・コックス、ヘルスケア新会社の取締役会長に就任

また3Mは本日、ヘルスケア業界のベテランであるキャリー・コックス氏が、ヘルスケア会社の取締役会長を務めることも発表した。コックス氏は現在、オルガノン社の取締役会長、カーディナルヘルス社、セレクタバイオサイエンシズ社、テキサス・インスツルメンツ社の取締役を務めています。以前は、2010年に入社したヒューマサイト社の会長兼最高経営責任者を務め、また、ブリストル・マイヤーズスクイブ社に売却されるまで、セルジーン社の取締役を10年間務めました(2009年~2018年)。コックス氏はサンド製薬(現ノバルティス社)で初期のキャリアにおいて、さまざまな商業的な役割を担い、その後、シェリング・プラウ社のグローバル処方薬事業担当プレジデント、ファルマシア&アップジョン社のグローバルビジネスマネージメント担当シニアバイスプレジデント、ワイス・アヤスト(いずれも現ファイザー社)のウィメンズヘルスケア担当バイスプレジデントを歴任しました。マサチューセッツ薬科大学卒業です。

ローマンは「キャリーは経験豊かなリーダーであり、医療業界のさまざまなセクターを深く理解しています。彼女は3Mのアドバイザーを務めており、ブライアンをCEOに選出する過程で重要な役割を果たした。キャリーはヘルスケア会社が独立した企業になるにあたり、取締役会を率いる理想的な人選です」と述べています。

コックス氏は「3Mの長所を活かし、将来の成長機会に投資できる柔軟性を備えたヘルスケア会社の形成と指導を支援する機会を与えてくれたマイクと3Mの取締役会に感謝しています。世界中の顧客と患者のために価値を創造するために、ブライアンやチームと共に働くことを楽しみにしています」と述べています。

 

モニッシュ・パトラワラが3Mプレジデント兼最高財務責任者(CFO)に就任

モニッシュ・パトラワラは、9月1日付けで3Mプレジデント兼最高財務責任者(CFO)に任命されました。財務、情報技術、ヘルスケアの分離独立に伴う分離独立管理室、会社が発表したアクションの実行に伴うプロジェクト管理室、企業戦略、3Mのグローバルサービスセンターなどの現在の職務に加え、各国の優先順位付けとカントリーガバナンスの進化を実行する責任を負います。

ローマンは「今回の人事により、業績を向上させ、より強固な3Mを構築するための戦略的優先事項に対するリーダーシップが強化されます。モニッシュは私たちの変革における重要なリーダーであり、顧客と株主に対するコミットメントを実現するために一丸となって取り組む彼のリーダーシップに私は自信を持っています」と述べています。

 

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