教育の成果を改善し、持続可能なコミュニティを育む:3M、GlobalGivingとのパートナーシップを通じて アジアパシフィック地域の教育・環境プログラムに投資

本発表はこちらの英語版の報道資料を抄訳したものです。

世界的なサイエンスカンパニーである3Mは、GlobalGivingとのパートナーシップにより、アジア太平洋地域における教育およびサステナビリティに関する重要な課題に取り組む10のプログラムを支援し、大きな成果を生み出し続けています。助成金の総額は314,500ドル(約4,750万円)で、このパートナーシップは地域社会に力を与え、前向きな変化を促進することに貢献しています。

3Mは、STEM(科学、技術、工学、数学)および技能職のキャリアは家庭の経済的発展を助け、持続可能な開発を進めるための触媒として機能すると信じています。そのため、2025年末までに、好奇心を刺激し、教育成果を向上させ、社会において過少評価されている人びとに変革の機会を提供するよう設計された、500万回のSTEM分野と技能スキルに関する学習体験を創出することを発表しています。アジア太平洋地域では、3MとのパートナーシップによるGlobalGiving Grantが5カ国で授与されました。受賞者は以下の通りです。

  • 日本のJAASは、大学生向けの「アイデアファクトリー」プログラムに対して30,000ドルが授与されました。日本の学生(大学の学部生)は、STEM関連の研究テーマを開発することで、このプログラムに応募することができます。合格者はサマーキャンプに参加し、研究をさらに発展させ、最終的には科学関連のイベントでアイデアを発表することができます。
  • Korea Science Serviceによる「科学と発明の創造的アイデア・プロジェクト・プログラム」には、50,000ドルが授与されました。このイニシアチブは、科学と発明における創造的なアイデアを強化し、北朝鮮からの移住者や韓国の社会経済的に恵まれない背景を持つ学生を支援します。このプログラムにはオンラインおよび対面式のキャンプ、STEM研究プロジェクト、国際科学フェアへの参加などが含まれ、これらの学生たちが才能を発揮し、科学探求への情熱を追求する貴重な機会を提供しています。
  • オーストラリアではAustralian Science Innovationsによる「JSO Improving Reach and Impact」プログラムに50,000ドルが授与されました。この助成金はジュニア・サイエンス・オリンピアード・プログラムのもと、オーストラリア全土の地域やリモート、社会経済的に恵まれない学校に通う潜在能力の高い生徒を対象とした、科学とSTEM分野におけるトレーニングのカリキュラムを支援するものです。このプログラムには、12ヶ月間にわたるマスタークラス、リモートサポート、レッスン、個人指導などが含まれます。
  • タイのNGOサタデー・スクール・ファウンデーションはSTEMやその他の教科学習に焦点を当て、タイの学校に提供している既存の課外活動を拡大するため、50,000ドルが授与されました。このプログラムでは、特に恵まれない環境にある学校や社会経済的背景の低い生徒を優先的に、2~3ヶ月にわたって毎週、活動に参加する機会を提供します。プログラム終了時には、参加者が学習成果を仲間や地域社会と共有できるよう、生徒の発表会を開催します。この取り組みは生徒たちが貴重な知識と技能を身につけ、教育的成長と将来の機会を育むことを目的としています。
  • フィリピンでは、マノ・アミガ・アカデミー社による「STEM Warriors Club(ウォリアーズ・クラブ)」に40,000ドルが授与され、経済的に恵まれない生徒を対象としたオンラインのSTEM学習教材とサミットを提供します。オンライン学習リソースにより、生徒たちは全国どこからでもSTEMを探求し、発見し、興味を育むことができます。サミットでは、STEMキャリアの機会を探ったり、STEMのロールモデルと交流したり、さまざまなグループセッションや学習体験に参加する機会を提供します。

 

3Mは、環境保全と持続可能性の重要性を認識しています。3Mのサステナビリティ・フレームワークに沿って、持続可能なコミュニティを育成し、「Science for Climate(サイエンスで気候変動対策に貢献)」と「Science for Circular(サイエンスで循環型経済に貢献)」に焦点を当て、環境の不平等に取り組んでいます。Global Givingの助成金は、持続可能な地域社会を育成し、環境の不平等に取り組むために、3Mとのパートナーシップにより5カ国で授与されました。

  • オーストラリアのヨーク岬に住むクク・タイパン族の故郷への帰還を支援するため、Firesticks Alliance Indigenous Corporation(ファイヤー・スティックス・アライアンス先住民公社)に23,800ドルが授与されました。このユニークなプロジェクトは、故ジョージ・マスグレイブ博士とトミー・ジョージ博士の遺産を称え、国や人びと、コミュニティを復興させるための文化的な火焚きの実践を紹介するものです。これは先住民の土地の知識と文化的慣習の証であり、何千年にもわたって受け継がれてきた知恵とスチュワードシップを紹介するものです。
  • グリーン・ファンドには、韓国で手頃な価格の商品を販売するコミュニティの拠点となるエコ・マーケットを開発するため、19,910ドルが授与されました。プロモーション用のカウンターが設置され、廃棄物を減らすための代替アップサイクル製品の紹介など、環境教育が行われます。このプロジェクトは、地域住民が資源循環に携わることを可能にし、日常生活においてより持続可能であることを支援します。

 

他の3つの受賞者には、それぞれ16,900ドルが授与されました。

  • セカンドハーベスト・ジャパンによる「沖縄フードパントリープログラム」への助成金は、ひとり親世帯の割合が高い沖縄の人びとに必要な食糧を提供するものです。このプログラムは食糧不足に取り組むだけでなく、コミュニティの回復力と社会的支援を育みます。
  • アジア・グリーンロードへの助成金は、研修やセミナーを通じてプラスチックのリサイクルとアップサイクルを推進し、タイの少なくとも1,200人の地域住民が持続可能な選択をし、プラスチック廃棄物を削減できるようにします。
  • フィリピンにおける2件目の助成金は、ABS-CBN Lingkod Kapamilya Foundationの「マングローブと海草の植生指標マップのための市民科学(CS)オンラインツール」プロジェクトを支援します。この市民科学プロジェクトは、"Citizen Science (CS) Online Tool for Mangroves and Seagrass Vegetation Index Maps" (海草藻場とマングローブ林の健全性をモニタリング)と報告について、沿岸地域住民を訓練するものです。この助成金は、特にデータ収集活動に役立つオンラインツールの設計と開発を支援します。

 

3Mのコミュニティ・リレーションズ担当 バイス・プレジデントのマイケル・ストロイクは次のように述べています。

「Global Givingとのパートナーシップによる3Mの助成金によって支援されたこれらのインパクトのあるプログラムは、アジア太平洋地域のコミュニティにポジティブな変化をもたらし、力を与えるという当社の揺るぎないコミットメントを示しています。教育や環境への投資を通じて社会的インパクトの創出に戦略的にフォーカスすることで、私たちは世界的に重要な課題に取り組み、より持続可能な未来への道を開くことを目指しています。これらの取り組みは、永続的でポジティブな影響を生み出すための私たちの幅広い取り組みのほんの一部に過ぎず、私たちが奉仕する地域社会に意義ある変化をもたらすために、パートナーとともに歩みを進めていけることを誇りに思います」

3Mがどのように地域社会における公平性を推進しているかについては、www.3mgives.comをご覧ください。

 

【3Mについて】
3M(本社:米国ミネソタ州)は、サイエンス(科学)が明るい未来を創造すると信じています。人びと、アイデア、サイエンスの力を解き放つことによりさらなる可能性を模索し、世界中の社員がお客様、地域社会、そして地球の課題を解決するために取り組んでいます。人びとの暮らしを豊かにし、「これから」を創り出すための3Mの活動は3M.com/newsをご覧ください。3Mジャパングループについてはnews.3mcompany.jp/news-centerをご覧ください。

3Mは3M社の商標です。
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