サイエンスカンパニーである3Mは、テクノロジープラットフォームと呼ばれる独自の技術基盤を持ち、その技術を組み合わせて約55,000種の製品やソリューションをサイエンスから生み出しています。
スリーエム ジャパンでは、コンシューマー向けの製品として「スコッチ・ブライト™ キッチンスポンジ」を1963年から展開しており、3Mが重点項目と捉えるサステナビリティ活動のひとつとして、使い古したキッチンスポンジを回収する「3M スコッチ・ブライト™ スポンジ リサイクルプログラム」に5年前から取り組んでいます。
さらに、3Mのサステナビリティコミットメントのひとつとしてサイエンスを通じてコミュニティを支援することを掲げています。またサイエンスの中でもSTEM体験のサポートに力を入れていることを背景に、今回は主にスポンジ関連の開発・改良を手掛け、これまでに試したスポンジは約8,000個にものぼるスリーエム ジャパンの「スポンジ博士」が、キッチンスポンジにまつわる3つのサイエンスについて実験を交えながら解説し、キッチンスポンジのリサイクルを促す動画を制作しました。
キッチンスポンジという身近なものにもサイエンスが役に立っているということをたくさんの方々に楽しみながらご覧いただき、サイエンスを学んだ上でリサイクルまでの行動変容につなげていくきっかけになればという思いが込められています。
ホームケア&コンシューマーヘルスケアマーケット技術部 スペシャリスト 原井 敬(スポンジ博士)のコメント
「キッチンスポンジとサイエンスは、一見結びつかないかもしれません。今回の動画はキッチンスポンジの汚れ落としのメカニズムなどを実験で見せ、サイエンスの視点でキッチンスポンジのすごいところをお伝えしています。大人の方がこの知識を深めると普段何気なくつかっているキッチンスポンジを見直すきっかけに、また家にあるもので手軽にできる実験から、子どもたちがサイエンスに興味を持つようなコンテンツになっていると思いますので、ぜひご覧いただけると嬉しいです」
キッチンスポンジに使われているサイエンスとは?
一般的な貼り合わせスポンジには、「不織布」、「研磨材」、「接着剤」といったサイエンスから生まれた技術が詰まっています。繊維同士がかさ高く積み重なっている不織布の面で、汚れをかき取るように取り込むことができます。繊維に研磨粒子を接着剤でつけることで、より頑固なコゲなどの汚れまで落とせるようになっています。さらに接着剤は、不織布の硬い面とウレタンスポンジの柔らかい面をくっつけるために使われています。
スコッチ・ブライト™ ブランドについて
キッチンスポンジから、バス・トイレ用品、フロアクリーニング用品、衣類ケア用品と家庭の中のトータルクリーニングソリューションを提供するブランドです。スコッチ・ブライト™ ブランドとして日本で初めて発売されたのがキッチン用のナイロンたわしで、数ある中でもキッチン用品に一番古い歴史があります。
スリーエム ジャパンが取り組む「スコッチ・ブライト™ スポンジリサイクルプログラム」とは
リサイクル界のパイオニアであるテラサイクル社と手を組み、3Mの主流商品である「スコッチ・ブライト™ スポンジ」のリサイクルプログラムを2019年7月に導入しました。従来、燃えるゴミとして廃棄されていた使用済みスポンジは、本リサイクルプログラムにより資源として回収され、マテリアルリサイクルされたうえで、新たなプラスチック製品に生まれ変わることが可能になります。
詳細はこちら:https://www.terracycle.com/ja-JP/brigades/3m-jp-scotch-brite
3M、Scotch-Brite、スコッチ・ブライトは3M社の商標です。
【3Mについて】
3M(本社:米国ミネソタ州)は、サイエンス(科学)が明るい未来を創造すると信じています。人びと、アイデア、サイエンスの力を解き放つことによりさらなる可能性を模索し、世界中の社員がお客様、地域社会、そして地球の課題を解決するために取り組んでいます。人びとの暮らしを豊かにし、「これから」を創り出すための3Mの活動は3M.com/newsをご覧ください。3Mジャパングループについてはnews.3mcompany.jp/news-centerをご覧ください。