スリーエム ジャパン プロダクツ株式会社(本社：東京都品川区 代表取締役社長：伊藤 誠)は、8月3日(土)に山形事業所(所在地：山形県東根市)と東根市教育委員会STEAMアカデミーのコラボレーションで小学生向けの科学実験講座「わくわく科学実験教室　ひがしね 3M Wizard」をさくらんぼタントクルセンターで開催しました。

本イベントは東根市教育委員会STEAMアカデミーが主催し、長年地域の子どもたちに「Wizard（ウィザード）プログラム^※」でSTEM教育支援活動を行ってきた3Mの有志がボランティアで授業を行いました。

市内の小学1年生から6年生の35名が参加し、以下のテーマで講義と実験を行い、参加者からは「研磨材で石がつるつるになって楽しかった」、「大人数でやった糸電話はたるんだら音が聞こえにくくなり、ピンと張るとよく聞こえ、音が伝わる振動の仕組みがわかった」「3Mの山形事業所では何を作っているのかもっと知りたい」といった感想が寄せられました。

• 研磨材の科学：キッチンスポンジを用いて、研磨材が入っているものといないもので擦り、違いを見る。研磨砥粒の大きさが異なる6種類の紙やすりで石を研磨する。
• 音の科学：大人数の糸電話で音の聞こえを試す。太鼓のような膜の上に塩をまいて大声で振動を見る。自動車の内部にも使用される吸音断熱材で音の大きさを確かめる。

◆東根市教育委員会 学校教育主幹補佐 菊地様のコメント
「昨年に続き2回目のコラボレーションで、リピーターの参加者がおり、来年の開催について問い合わせを受けるほどの企画です。将来的に地元で働く人材の育成をすべくSTEAMの視点を積極的に取り入れており、地域の企業との協業を進めている中で、3Mは科学分野の教育の観点から子供が科学の楽しさを学ぶことができる企業として期待しています」

◆スリーエム ジャパン プロダクツ株式会社 山形事業所長 後藤 聡のコメント
「製品を使って説明することで、山形県、さらには東根市でこういうものを作っているということが実験を通じて知ることができます。地域の皆さんや子どもたちにとっての地元企業のひとつとして、3Mは身近に科学が役に立っているということを伝え、科学への興味を醸成するWizard活動を山形事業所では2001年から継続しています。実験の醍醐味は知らないことやわからないことが新たにわかることであり、企業でもたくさんの実験をして、理解を深め、身の回りに役立つ新しいいいものを生み出しているので、子どもたちにもたくさん実験をしてチャレンジしてもらいたいと思っています」

◆実験スタッフのリーダーを務めた、スリーエム ジャパン プロダクツ株式会社 高機能繊維材製造部 プロセスエンジニア 佐々木志乃のコメント
「3Mはサイエンスカンパニーであり、その知識や技術を子どもたちに伝えることができます。そうすることで、サイエンスを身近に感じることができる他、山形事業所の製品や技術を知ってもらえる機会にもなります。例えば、今回『音の科学』で使用した吸音断熱材は自動車の内装などに使われる部材であり、実は山形県東根市で製造されている製品が日本の主要産業に大きく貢献していることも併せて知っていただくことで、より地元を誇らしく思う一助になれば嬉しいです」

※【Wizard（ウィザード）プログラムとは】
サイエンスカンパニーである3Mの社員が「1人でも多くの子供たちに科学の楽しさや不思議さを知ってもらいたい」という想いのもとに集い、毎年異なるテーマを設定し、実験の考案からイベントの運営まで行っています。3Mジャパングループでは1993年から実施しており、3MのSTEM教育支援を代表する活動のひとつです。これまでに「3M子ども科学実験館」と題し、旧本社（世田谷区）、現在の本社（品川区）の近隣の小学校、国内の主要研究開発拠点である相模原事業所、スリーエム ジャパン プロダクツの山形事業所、岩手事業所で開催してきました。本プログラムに参加した子どもはのべ6,900名以上、参加した社員は4,000名を超えます。ウィザード（Wizard）とは魔法使いという意味です。

【3Mについて】
3M(本社：米国ミネソタ州)は、サイエンス（科学）が明るい未来を創造すると信じています。人びと、アイデア、サイエンスの力を解き放つことによりさらなる可能性を模索し、世界中の社員がお客様、地域社会、そして地球の課題を解決するために取り組んでいます。人びとの暮らしを豊かにし、「これから」を創り出すための3Mの活動は3M.com/newsをご覧ください。3Mジャパングループについてはnews.3mcompany.jp/news-centerをご覧ください。