当資料は、3M社(本社:米国ミネソタ州、NYSE:MMM)が2024年10月3日(現地時間)に発表した報道資料を抄訳したものです。
- スコープ3の目標の発表: 数千の製品を持つ多様なグローバル企業にとって重要なマイルストーン
- スコープ1および2の短期目標の改訂: パリ協定の1.5°Cへの軌道に沿った2030年目標
3Mは本日、同社の短期的な科学に基づく排出削減目標がScience Based Targets initiative (SBTi) によってパリ協定の1.5°Cへの道筋に沿ったものとして検証されたことを発表しました。このマイルストーンは、3Mが気候変動へのアクション、事業運営および製品ポートフォリオの脱炭素化、そして世界中のお客様のための継続的なイノベーションに対する継続的な取り組みを再確認するものです。
3Mのシニアバイスプレジデントおよびチーフサスティナビリティオフィサーであるゲイル・シューラ―は「3Mは温室効果ガス排出量の削減について長い歴史を有しています。SBTiによる目標の検証は、産業の脱炭素化、気候ソリューションの加速、環境フットプリントの改善に向けた詳細な行動計画に取り組んできた3Mの社員の協力と献身を反映しています」と述べています。「私たちは製品とプロセスのイノベーションを推進し、お客様がサステナビリティ目標を達成できるよう支援し、低炭素経済を共に構築していきます」
SBTiは、企業が気候科学に従って目標を設定するための枠組みを提供しています。SBTiは、排出削減目標を設定するための基準、ガイダンス、ツールを提供しています。SBTiは、3Mの以下の短期目標を検証しました:
- スコープ1および2: 2019年を基準として2030年までに絶対排出量を52.6%削減
- スコープ3: 2021年を基準として2030年までに絶対排出量を42%削減
「3Mは温室効果ガス排出削減目標の設定において早期採用者であるだけでなく、特に多様なグローバル企業にとって挑戦的なサプライチェーン排出量(スコープ3)の測定と会計の科学を進化させてきました」とゲイルは続けます。「私たちは長年にわたり、数学、道筋、計画を示すことに注力してきました。これからもお客様のためにそれを活用していきます」
3Mの初のスコープ3温室効果ガス排出目標の発表は、自動車、安全衛生、エネルギー、消費財、電子機器などの業界にまたがるポートフォリオを持つ3Mのマイルストーンです。3Mは2002年からスコープ1および2のインベントリーのレポートの作成および報告をしており、2011年からスコープ3排出量のインベントリーをGHG Protocol Corporate Value Chain(スコープ3)Accounting and Reporting Standardに沿って開発しています。10年以上にわたり、3Mはお客様と協力してデータとソリューションを提供し、サステナビリティ目標を達成するための支援を行ってきました。
3Mのサステナビリティに関する戦略、目標、および進捗状況の詳細は、同社のウェブサイトおよび2024年第1四半期のグローバルインパクトサマリーでご確認いただけます。
2024 3Mジャパングループ インパクトレポートはこちらからご覧いただけます。
【3Mについて】
3M(本社:米国ミネソタ州)は、サイエンス(科学)が明るい未来を創造すると信じています。人びと、アイデア、サイエンスの力を解き放つことによりさらなる可能性を模索し、世界中の社員がお客様、地域社会、そして地球の課題を解決するために取り組んでいます。人びとの暮らしを豊かにし、「これから」を創り出すための3Mの活動は3M.com/newsをご覧ください。3Mジャパングループについてはnews.3mcompany.jp/news-centerをご覧ください。