スリーエム ジャパン イノベーション株式会社 相模原事業所内におけるPFAS の検出とその対応について

本ページでは、スリーエム ジャパン イノベーション株式会社(以下、「3M Japan」)相模原事業所におけるPFASの検出状況と3M Japanが実施している対応について説明しています。3M Japanは、サンプリング調査の結果や今後実施を予定している地下水の汲み上げおよび処理計画、よくある質問への回答など、対応状況に関する情報を更新してまいります。

なお、3M Japanは、相模原事業所を含む日本国内のいずれの事業所においても、PFAS自体の製造を行ったことはありません。

3M社および3M Japanは、長年にわたり、PFASへの対応において、業界をリードしてきました。2000年には、3Mは一部の長鎖PFASの製造から撤退することを発表し、2022年には、世界中の3Mの製造拠点において、2025年末までに全てのPFASの製造を終了する方針を発表しました。3Mはこの目標を予定どおり達成し、2025年末までに全てのPFASの製造を終了しました。

相模原事業所におけるサンプリングについて

3Mは、環境管理への取り組みを推進するため、グローバルな水管理基準(Water Management Standard)を導入しました。2022年には、このプログラムの一環として、相模原事業所において雨水、地下水および廃水を採取し、PFASの分析を実施しました。初回のサンプリングの結果、PFOAとPFOSの2種類のPFASが検出され、その結果を相模原市に報告しました。この3M Japanによる初回のサンプリングに加え、相模原市も2022年10月から事業所敷地内の地下水の調査を開始しました。その結果、これらのサンプルからもPFOAとPFOSが検出されました。

これらの結果を受けて、3M Japanは相模原事業所における環境評価を実施しました。

この結果は相模原市へ報告するとともに、必要な対応に着手しました。

県水への切り替え

2025年、3M Japanは相模原事業所の生産工程における地下水の使用を終了し、県水への切り替えを完了しました。この切り替え後、相模原事業所から排出される雨水排水および下水排水に含まれるPFAS濃度について、時期や天候による変動はあるものの、改善の傾向が見られます。

相模原事業所の地下水の汲み上げおよび処理について

3M Japanは、事業所敷地内の地下水に含まれるPFASの敷地外への流出を抑制・防止することを目的として、地下水の汲み上げおよび処理システムの導入を進めています。

2025年から地下水の汲み上げおよび処理システムの設置工事を開始しており、2027年の運用開始を予定しています。

システムの運用開始後は、複数の井戸を通じて地下水を汲み上げ、回収した地下水からPFASを除去するための浄化処理システムに送水します。このシステムは、事業所敷地内の地下水の敷地外への流出を抑制することを目的としています。

また、一連のモニタリング井戸により、処理の有効性を評価するための継続的なモニタリングが可能になります。3M Japanは今後も、汲み上げおよび処理システムの有効性について、継続的な検証と評価を行っていきます。

お問い合わせフォームからの質問への回答

Q.      3M Japanでは汲み上げおよび処理システムの有効性をどのように測定するのでしょうか?

A. 有効性は複数の方法により確認・評価します。具体的には、適切なレベルの地下水が汲み上げられていることを確認するための汲み上げ試験を行うほか、処理システムによってPFASの検出濃度が効果的に低下していることを確認するために、定期的に地下水のサンプリング調査を実施します。

Q.    地下水のうち何パーセントが汲み上げられる予定ですか?

A. 初期段階では、地下水の汲み上げ量は1日あたり720~1,800 m3と見込んでいます。地下水の流れは変動するため、これらの数値はあくまで推定であり、今後変更される可能性があります。

Q. なぜ相模原事業所ではPFASの検出への対応として地下水の汲み上げおよび処理システムを選択したのでしょうか?

A. PFAS浄化技術は多岐にわたり、どのシステムが適切かは複数の要因によって異なります。3M Japanでは、エンジニア、科学者、その他の専門家チームが、各事業所のオペレーションやニーズに適した技術について、慎重に評価し、導入を決定します。

粒状活性炭を使用する地下水の汲み上げ・処理技術は確立されたPFAS処理方法です。相模原事業所では、地下水位の深さや帯水層の厚さなどの複数の要素を考慮の上、粒状活性炭を使用する地下水の汲み上げ・処理システムを選択しました。相模原事業所ではシステムの有効性を確認・評価し、必要に応じて追加の措置を講じます。

Q.     相模原事業所では、処理システムを通過した後の水と使用後の粒状活性炭をどのように処理するのでしょうか?

A. 3M Japanは、処理システムを通過した水の下水道への排出について最適な方法を検討しています。また、使用済みの粒状活性炭はすべて、PFOSおよびPFOAを含む廃棄物について適用される技術指針に従って処理を行う廃棄物処分業者により回収され、焼却処分されます。

Q.  相模原事業所は、地下水汲み上げが周辺の環境に影響を与えないように何をするのでしょうか?

A.  事業所内に設置したモニタリング井戸において地下水位を継続的に監視します。懸念される状況が確認された場合には、3M Japanから相模原市へ報告します。

Q.  工事の進捗はどのようになっていますか?

A. 汲み上げおよび処理システムの導入に向けて、地下水を汲み上げるための設備や事業所内の配管ネットワークの整備を進めています。また、処理システム本体の設置工事についても、計画に沿って進めています。現時点では、2027年の運用開始を予定しています。

Q.  汲み上げおよび処理システムは一か所のみ設置されるのですか?なぜ複数設置しないのでしょうか?

A. 地下水は三か所の井戸から汲み上げられ、1基の処理システムに送られます。今後、新たな井戸を追加する場合も、同様に同じ処理システムに接続される予定です。

Q. 相模原事業所において土壌の浄化や処理を実施する予定はありますか?

A. 3M Japanは、確立された環境マネジメントの考え方に基づき、水資源の管理を中心とした、段階的かつ科学的なアプローチで相模原事業所への対応を進めています。

2025年には、相模原事業所の生産工程における地下水の使用を終了し、県水への切り替えを行いました。この切り替え後、事業所から排出される雨水排水および下水排水に含まれるPFAS濃度について、時期や天候による変動はあるものの、改善の傾向が見られます。

さらに、地下水の汲み上げおよび処理システムの設置工事を開始しました。このシステムは、全面稼働後、地下水の敷地外への流出を抑制すると期待されています。

こうした科学的アプローチに基づき、現時点では土壌浄化は実施していません。相模原事業所内の土壌については、地域社会に対する重大なばく露リスクは低いと判断しています。

事業所全体はフェンスで囲まれており、入構は管理されています。また、敷地の大部分は舗装されているため、土壌への接触機会を低減するとともに、雨水の土壌への浸透も抑制されています。

さらに、建設工事やその他の作業に伴い土壌を掘削・移動する必要が生じた場合には、PFASを考慮した土壌管理を実施します。

 

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今後も相模原市と連携しながら、本ウェブサイトで進捗状況を更新してまいります。

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