2025 年10月21日
スリーエム ジャパン イノベーション株式会社
スリーエム ジャパン イノベーション株式会社 相模原事業所内における
PFASの検出とその対応について
10月21日更新分 お問い合わせフォームの開設等について
平素より弊社の事業活動にご理解、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
3Mは、世界各国の関係者と協力して、パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物(PFAS)に関する科学的な知識の蓄積に貢献することに尽力しています。
PFASとは、明確に異なる多種多様な性質と特徴を持つ何千もの物質を含む、幅広いカテゴリーの化合物を指します。これらは、耐久性、耐水性、およびその他の多くの特性を向上するために、日常的な用途で使用されています。
3Mは、他の企業に先駆けて、PFASの製造を中止するための取り組みを実施してきました。2000年に、PFOA、PFOS、および関連化学物質を含む、特定の種類のPFASの製造から自主的に撤退すると発表しました。さらに2022年には、3Mは2025年末までに全世界的にPFAS製造から撤退すると発表しました。なお、相模原事業所は、PFAS自体を製造しているグローバルにおける3Mの事業所の1つではありません。
相模原事業所におけるサンプリング
3Mは、環境管理への取り組みを進めるために、グローバルにおいて水管理基準(Water Management Standard)を導入しました。2022年には、このプログラムの一環として、相模原事業所において雨水と廃水を採取するとともに、PFASに対し地下水の採取も実施しました。初回のサンプリング結果では、PFASの2種類であるPFOAとPFOSが検出され、その結果は相模原市に共有されました。
この事業所内での初回の採取に加え、相模原市も、2022年10月に敷地内の地下水の採取を開始しました。これらの結果からもPFOAとPFOSが検出されました。
これらの検出結果を受けて、3Mは相模原事業所における環境評価を開始し、現状の土壌および地下水の状況をさらに評価しています。評価は進行中であり、結果は相模原市と共有する予定です。
今後の対応について (2025年6月現在)
3Mは、事業所内の地下水に含まれるPFASの管理と浄化に役立つ適切な技術の導入を計画しています。現在、この目的に対応するため、地下水の汲み上げおよび処理システムの設計が進められており、2025年中の建設開始を予定しています。
このシステムが導入されると、地下水の汲み上げおよび処理システムは、複数の地下水井戸より構成され、地下水井戸から地下水が地表まで汲み上げられ、処理システムに送水することになります。このシステムは、PFASを処理するように設計されます。さらに、一連の地下水のモニタリング井戸により、処理の有効性を確認するための継続的なモニタリングが可能になります。
お問い合わせフォームの開設および基礎工事の開始について 10月21日更新分
2025年7月2日付「スリーエムジャパンイノベーション株式会社 相模原事業所内におけるPFASの検出とその対応について」に記載の地下水の汲み上げおよび処理システムの設計に関して、この度、当該システムに係る基礎工事を10月21日より開始することをお知らせします。
お問い合わせなどがございましたら、こちらのフォームからご連絡ください。また、いただきましたお問い合わせについては、今後のウェブサイト更新時の参考にさせていただきます。
今後も相模原市と連携しながら、本ウェブサイトで進捗状況を更新してまいります。