3M、認定NPO法人キッズドアに40,000米ドルを寄付 ~すべての子どもが夢と希望をもてる社会へ~

3M社(本社:米国ミネソタ州、取締役会長兼最高経営責任者:マイク・ローマン)が運営する基金である3Mファウンデーションは、認定NPO法人キッズドア(以下、キッズドア 所在地:東京都中央区、理事長:渡辺 由美子)に40,000米ドル(約540万円)を寄付し、9月6日(火)に目録を贈呈しました。この寄付金は、キッズドアの学習支援活動や子供の貧困問題を解決するための活動に充てられます。

キッズドアは「すべての子どもたちが夢や希望を持てる社会」の実現を目指し、2009年から東京とその近郊、宮城県で困窮家庭の小学生から高校生世代の子どもたちに学習支援や居場所支援を行い、体験活動を提供しています。また、2020年より全国の困窮子育て家庭を対象に、食料・文房具支援、情報支援、保護者への就労支援も行っています。

 

キッズドア理事長の渡辺 由美子氏は今回の寄付を受け、次のように述べています。

「コロナ禍の長期化と最近の物価高騰が家庭を直撃し、困窮子育て家庭はかつてないほどに深刻な状況に陥っています。弊団体の調査によりますと、こうしたコロナ禍により7割の子どもに学力の低下や、学校生活の困難等ネガティブな変化があったことが確認されました。将来の持続可能な社会にとって欠かせない「次世代の教育」形成に大きな危機が迫っていると感じております。

今回3M様よりいただいたご寄付を、困窮家庭の子どもたちへの無料学習会や物資支援などに大切

に活用させていただき、『すべての子どもが夢と希望を持てる社会へ』という弊団体のヴィジョン実現に力を尽くしてまいりたいと存じます。」

 

◆3Mの社会貢献活動や次世代教育支援活動について

3Mと3Mファウンデーションは、教育・環境・コミュニティの3つを重点分野とし、製品や寄付金を提供することで、人びとの生活を改善して持続可能な社会の実現を目指す活動を1953年から続けています。2021年には過去最高となる8,850万米ドル(約119億円)の寄付を実施しました。

その中でも教育分野における「次世代の教育」は将来の持続可能な社会にとって欠かせないものであると考えています。2021年の4月からは、奨学金やインターンシップ、教育団体への寄付などの活動を通じて、グローバル全体でSTEM分野と技能スキルを学ぶ機会を2025年末までに500万回提供し、世界中の子供たちの、経済格差による教育格差の低減を目指すという目標を掲げています。今回のキッズドアへの寄付は、その活動の一環として行われるものです。

3Mの寄付とボランティアについては以下ウェブサイトからもご覧いただけます。
「3Mの寄付とボランティアについて」(https://www.3mcompany.jp/3M/ja_JP/gives-jp/

そのほかにも日本において、学びの楽しさを伝える以下の活動に取り組んでいます。

  • サイエンス アット ホーム(Science at Home)
    身近にあるサイエンスに触れることによって、子どもたちの科学に対する探究心の育成を支援するためのオンライン動画コンテンツ「サイエンス アット ホーム」の日本語版を2020年より制作、公開しています。新型コロナウイルス感染症の影響で対面での学びの機会が縮小する環境下においても、サイエンスのおもしろさをより多くの子どもたちに届けるために開始された取り組みです。動画では、開発や研究に携わる社員自らが、日々の生活を快適にするサイエンスの仕組みと楽しさを解説しています。本コンテンツは、自宅学習やリモート学習のカリキュラムなどにも活用いただけます。
     
  • 3Mウィザードプログラム
    「3Mウィザードプログラム」は、3Mのイノベーション力を活かしたSTEM教育支援を代表する活動です。「一人でも多くの子供たちに科学の楽しさや不思議さを知ってもらいたい」という思いから、社員ボランティアやOBが地域の小学校を訪問し、科学実験講座を行う「3M ビジティング ウィザード」として1993 年にスタートしました。1996 年からは製造拠点やオフィス近隣の小学生を招いて子供たちに科学の楽しさを体験してもらう「3M夏休み子ども科学実験館」を開始し、毎年異なるテーマで実験を実施しています。実験内容の考案からイベント運営まで自主的に集まった社員がすべて行っています。2020 年からは参加者の安全および感染対策のため、山形事業所と相模原事業所の2か所からリモート形式で開催し、家庭でできる科学実験を紹介しています。これまでに本プログラムに参加した子供は6,900名以上、参加した社員は4,000名以上に上っています。

【 3Mについて】

3M(本社:米国ミネソタ州)は、サイエンス(科学)が明るい未来を創造すると信じています。人びと、アイデア、サイエンスの力を解き放つことによりさらなる可能性を模索し、世界中の社員がお客様、地域社会、そして地球の課題を解決するために取り組んでいます。人びとの暮らしを豊かにし、「これから」を創り出すための3Mの活動はwww.3M.comまたはTwitterの@3M@3MNewsをご覧ください。3Mジャパングループについてはwww.3mcompany.jpをご覧ください。

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