台風 15 号通過後の案内標識の一部不具合の事象確認について

〒141-8684 東京都品川区北品川 6-7-29

スリーエムジャパン株式会社代表取締役社長

スティーブン・ヴァンダー ロウ

 

平素より、弊社製品をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。

9 月 12 日付けで弊社よりお知らせいたしましたとおり、9月9日の台風 15 号の通過の後、東京都江東区有明地区に設置されている弊社製反射シートを使用した案内標識の多層張りシート部分が剥離脱落した事象が確認され、関係者の皆様にご迷惑をお掛け致しておりますことを改めてお詫び申し上げます。

強風の影響のあった地域における案内標識の剥離事象の確認結果および今後の対応につきまして、添付のとおりご報告させていただきます。

道路利用者および道路管理者等関係する皆様には大変なご迷惑とご心配をおかけいたしておりますが、鋭意補修に努めておりますので引き続きのご理解とご協力を賜りたくお願い申し上げます。

以上

別紙 1

<事象概要>

  • 事象:              道路案内標識の多層重ね貼りシートの剥離
  • 事象確認日: 9月9日
  • 事象発生箇所:国道357号 東京都江東区有明2丁目交差点付近

<台風 15 号の強風の影響のあった地域における案内標識の剥離事象の確認結果>

 

今回再調査結果

 

対象標識

 

調査済

剥離事象標識数

備考

 

要補修端部剥離

剥離脱落

直轄

174箇所

174箇所

100%

2箇所

1箇所

1箇所

剥離脱落1基および要緊急補修1基は交換済み

*東京国道事務所管内

高速道路会社

186箇所

186箇所

100%

0箇所

0箇所

0箇所

 

地方自治体

364箇所

364箇所

100%

0箇所

0箇所

0箇所

 

総数

724箇所

724箇所

100%

2箇所

1箇所

1箇所

 

調査地域:神奈川県、東京都、千葉県、茨城県調査期間:令和元年 9 月 13 日から 9 月 20 日

 

<剥離事象原因の推定>

剥離したシートおよび剥離後の標識板の表面状態を観察した結果、多層重ね貼り部端部に剥離があったと想定され、今回の台風での強風にあおられたことが主要因と考えられます。

2019 年 9 月 8 日から 9 日にかけて関東地方を通過した台風 15 号の強風の影響により、当該シートは脱落したものと推定されます。なお、当該標識の設置場所は海岸に面した埋め立て人工島であること、また隣接する道路沿いには高層ビルが建っている事から、局所的に猛烈な強風が発生した可能性もあります。

<対策>

多層重ね貼りに端部剥離が見られる標識は、端部剥離の状況から必要と判断される場合は、粘着テープ等を用いて緊急的に端部剥離部を元の板上に貼り戻す応急処置を行い、脱落を抑止します。

<今後の対応>

端部剥離事象が確認された場合は、状況に応じて応急補修を行い、かつ速やかに交換等の補修対応を行います。

以上

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